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ピースボートに参加するきっかけ
ピースボートという言葉は、以前聞いたことがあった。でも、ご多聞に漏れず、ボートピープル、グリーンピースなどとの区別がつかなかった。どこだか覚えてないが多摩の町中で、あの青いポスターを見かけた。「地球一周」なんとすばらしい響きのことば。でも費用は100万円以上。やはり自分とは関係ない世界。 2003年、定年後の地域での活動も段々おもしろくなってきた。気持ちに余裕ができ、新たなボランティアサークルにはいり、教材として出会ったのが、「慈妙おばさんのすこやかな食養生のすすめ」このあとがきに著者高橋慈妙さんが、ピースボートに参加したと書いてあった。何か、「今行動を起こさなければ」という気持ちが沸いてきた。理由はわからない。インターネットで調べると、ボランティアスタッフ割引もあるという。金の問題はなんとかなりそう。地域での活動があるので、決行(気持ちはまさにこの通り)は来年度。腹をきめてから、参加の理由を考えてみた。
1. 戦死した、私は顔をおぼえていない父親は、商船の機関長だった。輸送船団の護衛をする海防艦にのり59年前サイゴン沖で爆雷撃にあった。私もengineerとして、同じような道をあゆみ、物流にも携わり、シーレーンの重要性を知った。父が廻った世界の海を自分もわたってみたい。 2. これからの人生、多摩の地域に、どっぷりつかっていくことになるだろうが、そのまえに、外の空気を一度吸っておきたい。世界にむかっておおきく深呼吸し、地域での活動の糧にしたい。
3. 他にもいろいろあった気がするが、改めて書こうとすると出てこない。観光が目的でないことだけは、確か。参加することが、参加の目的かもしれない。(人はいう。なんという無駄使い。)
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ボランティアスタッフ
中野で開かれた説明会には、都合で参加できなかったので、直接、高田馬場へいき、ボランティア割引の説明を聞く。クルーズ中でのボランティアかと思っていたが、船を出すための参加者募集に関する活動支援だった。一見、ボランティアというよりアルバイトといった感じだったが、参加してみると、ボランティアスタッフという言葉は、適切だった。略してボラスタ活動は、内勤と外勤がある。外勤は、ポスター貼り、ピースボートの存在を、世間に知らしめる最大の媒体が、中ポスとよばれるポスター、これは、日本国中すべてボラスタの手によって貼られている。内勤は、いろいろある。ポスターあるいは新聞広告などをみた人からの問い合わせにたいして資料を発送。資料には、ボラスタが肉筆でご案内文を書く。ポスター貼りの下準備(裏面の両面テープ貼り。10枚セットの巻き取りなど)。問い合わせ状況のパソコンデータベース入力など。
最初は、作業に見合った旅行代金割引に魅力を感じて参加するが、ボラスタ同士の交流。問い合わせはがきに書かれているピースボートに参加したい人びとの熱い思いにふれ、高田馬場通いが楽しくなってくる。若いボランティアスタッフとのつきあいもまた新鮮なもの。
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中ポス貼り体験
ポス貼りをしなければ、ボラスタとして一人前ではないといわれる。確かに、ボラスタの醍醐味は、ポスター貼りが一番。一軒一軒、ドアを開け、店の人に、主旨をはなし、ポスターを店の中あるは外にはらしてほしいと頼む。子供のころ、人に頭をさげなくてもよい職業につきたいと思っていた私にとっては、もっとも苦手。はじめての体験である。60過ぎて、これまでの人生をリセットしたのだからと、意を決する。相手の顔をみながら説明すると、どんどん早口になって、自分でもなにをいっているかわからない。
ことわられても、丁寧に挨拶をする。 数軒まわって、貼らしていただいたとき、「やった」とおもった。多摩地域では、外観などを考え、お店を選んでお願いしたせいか、ほとんどのお店で貼らせていただいた。がんばってください、と激励されたことも。ボラスタ仲間のはなしでは、そば屋さんで、そばをご馳走してもらったとか、先日は、雨模様の日に、花屋さんで、お花をもらった女の子がいた。その日の苦労がすべて吹き飛んだそう。 多摩市のほとんどの地域を自転車で、まわった。調べてみたら、47回のポスターは50枚ほど。
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多摩の仲間
ボラスタをしている多摩市のひとがいた。Aさんは、桜丘のひと。すでに南回りを終え、今回(46回)北回りに乗られる。HPも作っておられる。わたしのサイトにリンクさせてもらった。Yさんは、奥様とボランティアセンターで知っていたが、御夫婦で、地球一周されたとのこと。最近見かけないが、もしかして45回に乗っておられる?。46回に乗る予定のA君。まだ20代の若者。まだ詳しくは知らないが、船上で、付き合わせていただきたいと思っている。
今回、ピースプロジェクト@多摩(PPT)のご理解で、46回クルーズの状況をメーリングリストにださせていただくことになった。船にのっていても、多摩との関わりは切れていない。
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チャレンジ精神
すべては、チャレンジ精神(好奇心)から始まった。せっかくの船旅、いろいろな人との交流の機会をもとうと、自主企画を考える。サークルの先輩が、「竹トンボ」をつくっておられる。私も、とインターネットで調べ、ぴったりのサイトをみつけ、サンプルを送ってもらう。よく調べてみたら、会社時代の大先輩。(世間は狭い。インターネットはさらに近い)心棒を通す穴を開けるため、近くのコミュニティセンターにいくと、そこには、競技用竹トンボの名人が、おられた。会社の先輩のHPで、竹の効用を知り、竹に関するいろいろなことに興味がでてきた。トンボをつくるときの廃材で、竹炭はできないだろうか。大学時代のクラブ仲間が、炭焼きかまをもっている。戻ってきたら、ちょうど冬。炭焼きの季節だ。 と、興味はつきない。でも、今年1年、それまでおつきあいさせていただいた方々、団体には、休眠状態でご迷惑をかけている。来年は、その分のお返しをしなければならない。(やはり、時間がたりない?。ま、来年のことは、来年考えましょう)
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